根魚釣り

4月から6月頃にかけて



4月の始めから6月上旬気温はだいぶ上がってきますが、魚にとって、つまり、水温はまだ冷
たい時期です。足元などに岩場があるところが根魚の住むよいポイントとなります。6月から12
月までがある程度水温が高く、関東では低水温期は狙える魚が減ります。
 東京湾奥の場合何が釣れるかと言いますと、一番よく釣れるのはデキアイナメ(小さいアイナ
メ)、小型の黒メバル、ギンポ、黒いダボハゼが釣れます。
 
 デキアイナメは私の高校時代、つまり13年以上前は、壷にはまればすさまじく釣れて、おや
じとかつての花見川河口堤防へ行って、100匹くらい釣ったこともありましたが、今は、1本1
本を大事にして、よくて1日粘って5匹くらいです。黒メバルもつれていました。青潮の影響であ
るのか、激減しています。青潮とは高水温期にプランクトンが異常発生します。よい天気が続
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黒いダボはぜ(ハゼ科の一種)マハゼ以外をさします。

いて、その後の北東や北風が吹くと、水がエメラルドグリーンになり、魚は酸欠になり浮いてき
ます。これは、人為的なもので公害ともいえます。アイナメやギンポ、カレイ、エイなどが浮いて
きます。 3.4日まったくつれなくなりますので、釣行前に釣具屋などで確認してみてください。

釣りかたですが、仕掛けはシンプルです。餌は生きたモエビかアオイソメなど虫系統です。虫で
は私はアオイソメを3センチぐらいに切って使います、虫餌は頭の部分を手でつかみ、力をい
れずに引っ張ると自然に固まりの中から出てきます。切ったイソメは別々にしないと、他のイソ
メが死んでしまいます。そして直射日光は絶対避けてください。
 2.3号の中どおしのおもりでサルカン(道糸と、(針のついた方)のハリスの接続)する金具
で、ハリスは15センチくらいに切って結んでください。針は5号か6号がよいです。

 アイナメやメバルと言った根魚はあたりがあったら、すぐにあわせず、何度かこつこつと弱い
あたりがきて、その後にがつんと引き込みます、そのとき糸を張ってすばやくあわせます。
餌をくわえた根魚は近くの岩陰に逃げ込みますので、根がかりと背中合わせなので。
針は大体20本、小さいなかどおしも5個くらい持っていった方がよいです。

 仕掛けは、私は今は試しに、パイプ型のなかどおしの天秤に赤いおもりをつけて釣っていま
す。なぜかと言うと、アイナメやメバルのつりの盛んな東北で、ブラーとかブラクり、カラスガイと
言ったゆれながら落ちるおもりと針がついている物なのですが、デキアイメですと、それらが針
が大きすぎますが、いろいろ試行錯誤をし仕掛けなどを考えオリジナルな仕掛けを考えてみる
と結果はどうあれ楽しいものです。経験が基礎となりますので、釣具屋で売ってる仕掛けや周
りの人の釣り方を目で盗んだり、ベテランの人と話してみると上達が早いです。

 竿は最適なのは磯小物竿4.5メートルぐらいで先のやわらかい竿が、一番釣っていて釣れる
と気持ちいいですが、投げ竿でも遜色はありませんし、堤防の真下あたりをゆっくり探りながら
釣るので長さはあまり関係せず使いやすいものを使います。

根魚は誘い方は、ゆっくり錘を沈め、3.4秒数えて5.60センチ上にあげて少し場所をずらして繰
り返します。根掛り(下の障害物に針がかかってしまうこと)したら、はじめ、逆方向から軽く引
いて、外れなければ竿に負担をかけない角度でリールを撒き、糸を張って竿を180度回転さ
せ外す手もあります。根掛りはあまり、根魚ではへこまず、障害物のあるところに魚は多いで
す。根掛りを気をつけるには、道糸を太くして(私は6号使用)で、ハリスは1号か2号と言う風に
先の糸が先に切れてくれるように考えます。例えば、仕掛けが細いのにエイがかかったり、サ
ビキでボラがきてしまった場合は竿をあおらず、道糸を強くまっすぐ後ろに引き、切ります。

釣りについては百聞は一見にしかず。行って見ることが重要です。浅学ながら、まず、はじめ
の一尾を大切に、私のやり方の一例としています。数を重ねるとともに、釣れる理由を考えた
り、自分の仕掛けを試してみるのも楽しさです。

 私も釣行数の半分は坊主です。まったくつれないことです。但し釣れた理由、釣れない理由
(天気、潮、気温、風向き、風の強さ、凪、時化、距離など、その日によって変化します。魚によ
って周期が合ったりもします、ハゼは一年豊作だと、次の2年は不作であるとか、2年前がハ
ゼの当たり年だったのですが、しかし、今年はどうなのかわかりませんが楽観的に考えていま
す。青潮の出ないことを切に祈る私です。











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